よくある1日の流れ

小規模多機能型居宅介護にはいろいろな仕事がある。そもそも利用者も日帰りで利用する人、宿泊していく人、家庭訪問が必要な人など幅広い。

まず朝に車などで利用者さんを迎えに行く。もちろんここから仕事が始まる。そして、朝にはお風呂の時間がある。お風呂でも一人で自分の身体を上手に洗えない人がいるので、それを介助してあげることも仕事だ。また、気持ちよくお風呂に入るために背中を流し合うような人間関係を築くことも仕事の1つだろう。このように互いに信頼関係を築ければ来るのが楽しくなるからだ。また、お風呂から上がったら全身をバスタオルでふくことを忘れている人もいるので声をかけてあげたり、ふいてあげたりする。特に冬は湯冷めをして風邪を引きやすいので注意が必要だ。

さて、お昼になったら昼食の時間。高齢のため歯がない方もいるので、刻み食などその人に合わせた食事を提供する。また、この時間はくつろいでおしゃべりをしながら楽しく食べる時間だ。ただし、一人では食べられない人もいるので介助が必要な場合もある。午後はゲームなどをする。みんなでボール転がしなどをして楽しむのだ。ここでもゲームを通していろいろな方と仲間作りができるため、ここにまた来たいと思ってもらえるように楽しいゲームを行う必要がある。

こうして一日が終わる。しかし、理由があってどうしても家に帰れない人は宿泊する場合もある。ただし、あくまでも自分の家に帰るための練習という位置づけだ。また、家で困ったことがあった場合は家庭訪問をして相談に乗ることもある。このように小規模多機能型居宅介護の仕事は色々あるのだ。